意外と見落としてしまう人も多い?バイクの名義変更の手順を確認しよう!

コラム | 2021-09-21

バイクを売ったり譲渡したりするときに必要になる手続きの1つに名義変更があります。馴染みのない手続きですから、初めてバイクを手放したり譲ってもらったりする方の中には「どんなことをすればいいの?」という不安を抱いている方もいるでしょう。今回はそんな方のために、バイクの名義変更について手順や注意点を解説させていただきます。

そもそも名義変更とはどのようなもの?

名義変更とはどのようなものなのか、初めて手続きを行う方の中には疑問を持っている方もいるでしょう。ここではまず、名義変更とは何なのかについてお話をします。名義変更とは、バイクの所有者が変わったときに行う手続きのことです。友人などの知り合い間でバイクの取引をしたり、ネットオークションなどで個人売買をしたりする場合に必要になります。結婚や離婚などのライフイベントにより、氏名に変更があった場合も行わなければなりません。具体的な手順はバイクの排気量によって異なります。手続きをする場所も変わってきますので、自分のバイクがどれに該当するかしっかり確認した上で理解を深めていきましょう。

バイクの名義変更の手順

バイクの名義変更の手順は、その排気量によって3つ存在します。ここでは、それぞれの手順について詳しくみていくことにしましょう。まずは原付バイク(125cc以下)の名義変更からです。原付バイクは最寄りの市区町村の窓口で手続きを行うことが出来ます。まずはバイクの元の持ち主が廃車手続きを行います。この手続きのために必要になるのは本人確認書類、標識交付証明書、ナンバープレート、印鑑です。自治体によって多少違いがありますので、訪れる前には1度確認をするようにしてください。郵送での手続きが可能な自治体も存在します。廃車手続きが完了すると廃車証明書を受け取ることが出来ます。バイクの元の持ち主はこれに氏名を記入し、印鑑を押して、譲渡証明書・車両とともに新しい持ち主に渡しましょう。新しい持ち主はこれらの書類を役所に持参し、登録手続きを行ってください。標識交付証明書と新しいナンバープレートを受け取って、名義変更の手続きは終了となります。次に軽二輪車(126cc~250cc)の名義変更について解説していきます。こちらの場合手続きを行うのは最寄りの陸運局(運輸支局)になり、バイクの新しい持ち主が手続きを行います。元の持ち主は軽自動車届出済証や自賠責保険証などを、あらかじめ用意しておきましょう。新オーナーはまず、管轄の陸運局へ足を運びます。書類を作成し、提出、ナンバープレートを変更する場合は持参し、そのための作業も行ってください。元の持ち主と新しい持ち主が同じ陸運局の管轄内であれば、ナンバーをそのまま使うことも可能です。軽自動車税の申告書を出し、税金の手続きを済ませることも忘れないようにしましょう。最後に小型二輪(大型バイク、250cc以上)の場合です。こちらも手続きは陸運局で行うことになります。元の持ち主は車検証、自賠責保険証、管轄が変わる場合にはナンバープレートなどを用意しておく必要があり、手続きを行わない場合には委任状などに印鑑を押す必要もあります。新しい持ち主は軽二輪車のときと同様に手続きを行い、車検が切れている場合には車検を受けます。その際には検査の手数料1,400円の他、自賠責保険料や自動車重量税を支払う必要があることも覚えておいてください。

バイクの名義変更を行う際に注意するべき点

バイクの種類によるそれぞれの名義変更の手順がおわかりいただけたところで、最後に注意点についても知っておきましょう。まず、軽二輪車・小型二輪の場合は陸運局の受付時間に気をつけてください。土日祝日と年末年始は休日ですし、時間は9時から16時までと限られています。因みに11時45分から13時までは休憩時間です。検査の受付はさらに時間も限られますのでしっかり確認した上で訪れるようにしましょう。また、自賠責保険が残っている場合にはバイクとともに名義変更が可能ですのでこちらも覚えておいてください。因みにバイクを手放す場合、個人売買などではなく買取業者に依頼をすれば名義変更の手続きは無料で代行してもらえることが多いです。とにかく少しでも手間を減らしたいと考えている方は検討してみましょう。個人売買によりバイクを購入した場合でも、これら手続きを代行してくれる民間のサービスは存在します。費用をかけてでも面倒を減らしたいという方は利用を考えてみてもいいのではないでしょうか。

まとめ

バイクを手放したり手に入れたりするときには、必ず前述の手順に従って確実に名義変更をしましょう。少々面倒に思われるかもしれませんが、書類がきちんと揃ってさえいれば難しいものではありません。とはいえ「手放すのに時間も手間もかけたくない!」と感じる方も多いと思います。そんな方は買取業者に売却するのがおすすめです。名義変更や廃車手続きなども無料で代行してくれるところが多いので積極的に検討してみてください。